2024年 開講
訪問栄養食事指導に特化した知識や技術力を高め、実務に就くことを目的にした『教育養成講座:訪問栄養食事指導実践力養成講座』を開設しました。
※在宅療養支援病院は、2025年5月31日(土)までに訪問栄養食事指導を行うことが可能な体制を整える必要があります。
特長
- 医療機関だけでなく、あらゆる場面で活躍する管理栄養士向けの講義です。
- 充実した設備の医療現場とは異なる訪問現場で重要なIPE(多職種連携教育)を行います。
- データ管理や多職種連携に利便性の高い栄養管理ソフトの使い方を実践的に学べます。
- 本講座3部の同行臨地実習は、訪問栄養食事指導の実績を持つ管理栄養士が同行指導いたします。
- 本講座を受講完了することで、訪問栄養食事指導の実践力となります。
- 本講座は3部構成のうち2部を遠隔受講に対応した、e-learning講義とZoom演習で行います。
- 講座修了者には、講座修了証、およびDRD修了証を授与いたします。
概要
第1部
e-learning 講義15講義
受講料 22,000円(税込)
「訪問栄養食事指導実践力養成基礎講座」
- 訪問栄養食事指導概論
- 臨床栄養学各論1・2
- 基礎栄養学概論・臨床栄養学概論
- IPE(多職種連携教育)
各分野のスペシャリストが制作した講義
管理栄養士、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、介護支援専門員
e-learning | SMJ-ONLINE |
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運営会社 | セルメドジャパン株式会社 |
視聴期限 | ご契約より1年間 |
第2部
オンライン演習2回受講
受講料 22,000円(税込)
「訪問栄養食事指導実践力養成演習講座」前編・後編
- 1部受講完了者の方を対象
- 1回あたり3時間半の充実した実践演習
- オンライン(Zoom Meetings)による講義・演習
- データ管理や多職種連携に利便性の高い栄養管理ソフトの使い方演習
研修開催日時 |
前編 ・2024年10月5日(土) 13:00~16:30※終了いたしました ・2024年10月6日(日) 13:00~16:30※終了いたしました ・2025年2月22日(土) 13:00~16:30 後編 ・2024年10月12日(土) 13:00~16:30※終了いたしました ・2024年10月19日(土) 13:00~16:30※終了いたしました ・2025年2月23日(日) 13:00~16:30 |
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備考 |
※前編・後編の各1回の受講が必要です。 ※お申し込み状況により開催日を追加いたします。 ※研修予定日時は、ホームページで随時更新いたします。 |
第3部
臨地実習1回実施(実施地区:東京都、兵庫県、奈良県 等)
受講料 11,000円(税込)
「講師同行型研修」
- 1・2部受講完了者の方を対象
- 訪問栄養食事指導の実績を持つ管理栄養士の同行による臨地実習
開催日時 |
※研修開催日時は、随時掲載いたします。 |
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受講申込 | 第3部申込フォームへ |
1~3部修了者には修了証を授与いたします
受講料 |
第1部:22,000円(税込) 第2部:22,000円(税込) 第3部:11,000円(税込) |
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支払方法 |
銀行振込 ※お振込み先は下記のお申し込みフォームからお申し込みいただいた後、ご案内いたします。 |
養成講座ご案内のチラシは下記のボタンをクリックでご覧いただけます。
管理栄養士の皆様に実践力を身につけて頂けるようプログラムを組み立てました。
講座開設の経緯
- 平成30年度(2018年度)の診療報酬、および介護報酬の同時改定により、外部の管理栄養士が栄養食事指導を実施することが可能になった。これは、2025年までを目標にした地域包括ケアシステム構築の狙いのひとつでもあった。
- 調剤薬局に所属する管理栄養士が訪問栄養食事指導実践力養成講座を受講。その後認定栄養ケア・ステーションを開設し、現在では特定保健指導だけでなく、訪問栄養食事指導を実践するに至っている。
- 令和6年度(2024年度)の診療報酬改定では、在宅療養患者の栄養管理強化を図るため訪問栄養食事指導の推進が盛り込まれた。そこで、令和7年3月までに在宅療養支援病院は、訪問栄養食事指導の実践体制を整えることが必要となった。
- 上記のような社会背景の中で、訪問栄養食事指導の実践力を有する管理栄養士が求められている。しかし、大学などの教育養成施設では、これまでの社会背景により実践力養成教育は実施されてこなかったことから、実務管理栄養士の訪問栄養食事指導の知識や技術を身につけることが難しいのが現状である。
- DRDがこの10年間に訪問栄養食事指導の現場で培ってきた実績を根拠にした実践力養成のための本講座を開設するに至った。
本養成講座プログラムについて
- データ豊富な医療現場とは異なり、データの少ない地域現場で重要となるIPE(多職種連携教育)を行うこと。
- データ管理や多職種連携活動に利便性の高い栄養管理ソフト『ぽけにゅー』の入力の仕方やデータ活用法の演習を行うこと。
- 本講座3部の同行臨地実習は、10年間の訪問栄養食事指導の実績を持つ管理栄養士「DRD代表理事 豊田綾子」他2名の同行指導により、講師実務地(東京都、兵庫県、奈良県など)で実施すること。
- 遠隔受講に対応するために、3部構成のうち1部はe-learning講義で、2部はZoom演習を行うこと。
- 講座修了者には、DRD発行の修了書を授与すること。
令和6年度(2024年)在宅訪問管理栄養士養成講座プログラム
第1部
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回 | テーマ | 到達目標 | |
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1 | 講座プログラムの紹介 | 講義動画① | 講座プログラムの第Ⅰ部からⅢ部までの内容を把握する。 |
訪問栄養食事指導の概論 | 講義動画② | 訪問栄養食事指導が求められている社会背景を把握し、本講座受講の意義を理解する。 | |
2 | 基礎栄養学概論 | 講義動画① | 食物から摂り入れた三大栄養素の体内代謝を理解する。 |
臨床栄養学概論 | 講義動画② | 身体内における疾病と栄養素の代謝との関連を理解する。 | |
3 | 臨床栄養学各論-1 | 講義動画① | 栄養スクリーニングと栄養評価の基礎を学ぶ。 |
講義動画② | 糖尿病、動脈硬化の臨床栄養学的基礎を学ぶ。 | ||
講義動画③ | 循環器疾患、心不全の臨床栄養学的基礎を学ぶ。 | ||
4 | 臨床栄養学各論-2 | 講義動画④ | 高齢者(栄養的特性、低栄養)の臨床栄養学的基礎を学ぶ。 |
講義動画⑤ | 経腸栄養の基礎を学ぶ。 | ||
5 | IPE(多職種連携教育) | 講義動画①~⑥ | 訪問栄養食事指導を実施する際に必要な多職種連携の意義を理解するために、地域における医師、および各コ・メディカルの 役割と責任などについて、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、介護支援専門員の地域医療の実績を持つ6名の講師から学ぶ。 |
第2部
前編
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学習形式 | 時間 | テーマ | 到達目標 |
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演習 | 13:00~14:40 |
栄養管理の方法-1 ~栄養ケアプロセスに基づくスクリーニング・アセスメント・プランニング~ |
症例に対応した栄養ケアプランの作成能力を習得する。 栄養計画の立案、食事プラン、栄養サポートの提供方法を習得する。 症例に対応した栄養ケアプランの作成能力を習得する。 |
実習 | 14:50~16:30 | 栄養管理の方法-2 栄養管理ツール『ぽけにゅー』の入力方法とデータ活用 |
『ぽけにゅー』の入力方法とデータの活用方法について、実習を通して習得する。 |
後編
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学習形式 | 時間 | テーマ | 到達目標 |
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実習 | 13:00~14:20 |
在宅訪問栄養食事指導の実践スキルの獲得-1 ~コミュニケーションスキルの獲得~ |
患者やその家族とのコミュニケーション能力やインタビュー能力を習得する。 |
演習 | 14:30~16:00 |
在宅訪問栄養食事指導の実践スキルの獲得-2 ~実践例からスキルを学ぶ~ |
フリーランス、およびクリニックに所属して訪問栄養指導を実践している管理栄養士の実践例を通して、そのスキルを習得する。 |
演習 | 16:00~16:30 |
在宅訪問栄養食事指導の実践スキルの獲得-3 ~在宅訪問時の心得~ |
在宅訪問指導を実践する場合に必要な基礎スキル(訪問マナー、事前準備資料、手順など)を習得する。 |